目黒でジュエリーのリフォーム、リモデルです。
たまにはブログで紹介したいなと思って、
ブログ掲載を特別にお願いしてご了承を頂きました。
感謝申し上げます。
今回ルビーとダイヤのリング2個から
ペンダントを2個製作するというジュエリーリフォームのご依頼でした。
今回はご要望の中に、2つともバチカンを使わないで、
出来るだけ上部でチェーンを通すということがありました。
ペンダント裏側の構造に特別な配慮が必要で、
僕がデザイン画を起こし、そこにお客様のご要望も
さらに加味し、製作させて頂きました。
今回画像でご紹介するのは、ダイヤのペンダントの方のみです。
こちらが加工前のルビー(上)とダイヤ(下)のリング2個
お客様の目の前で石を外す直前に急ぎ撮影しましたので、
ダイヤのリングはピンボケです。
こちらはすべての石を外した後
そしてこちらが、加工後のダイヤのプラチナペンダント
バチカンを使わないで、しかも石座部分の高さが
高くならないように極力抑えて、
この大きさの石座の一番上部1点でチェーンを
石を傷つけないでスムースに通すには、通常の石座の形状ではだめで、
特殊な形に加工しています。
こうすることで胸元でダイヤのトップ全体が肌から少しだけ浮かび上がり、
品よく可愛く輝く感じになっています。
画像では伝わりにくい微妙なニュアンスなのですが、
つけた時の見え方が変わってくるんですよね。
この大きさのペンダントでバチカンを使用しない場合は通常、
時計の10時と2時くらいの位置にチェーンが来るデザインがほとんどですが、
このペンダントは11時と1時の間をチェーンが通っています。
このクラスの大きさの石で11時から1時の間に
チェーンを通したいからということで
石の裏側の地金部分の高さを高くしてやると
なんとなく野暮ったい印象になります。
デザインは出尽くしていると言われているジュエリー業界ですが、
ジュエリーはちょっとした差で、印象が大きく変わったりします。
洗練された感じになったり、そうでなくなったりします。
なんとなくつける機会が減っているジュエリーを
お持ちでしたら、一度ご相談にのりますよ。